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[車いすラグビー]
東京2020パラリンピック競技大会後としては初めてとなるジャパンパラ競技大会が車いすラグビー競技で開催された。東京パラリンピックでは2大会連続となる銅メダルを獲得し、大きな注目を集めた車いすラグビー。今大会は入場可能人数を500名に制限し、観客にも体調チェックシートの提出を求めるなどの感染対策を取り、有観客での大会となった。
久しぶりの有観客での試合に選手は嬉しさを噛みしめながらプレーした
大会は日本代表候補選手を3チームに分けて試合が行われた。東京パラリンピックにも出場した中町俊耶や小川仁士などの若手が主軸となったAチーム、日本代表としての存在感が増してきた橋本勝也が牽引するBチーム、島川慎一や岸光太郎などのベテラン勢のCチーム。この3チームが優勝目指してしのぎを削った。初日に総当たりの予選が行われ、BチームとCチームが決勝へ進出。予選リーグでは1点差で勝利を掴んだBチームであったが、経験豊富なベテラン勢が揃うCチームは前日の敗戦から立て直し、チーム力でBチームを圧倒し、48-38の勝利を収め優勝した。
ミドルポインターとしてチームを牽引した中町
ゲームメイクも含めてチームの一番手として役割を全うし続けた橋本
若者にはまだ負けられないとベテランの意地を見せた島川
2日目にはエキシビジョンマッチとしてLow Pointers Gameが行われた。0.5点から1.5点までの選手4名で、合計点が3.5点以下に構成されるようにチーム編成される。普段とは違う攻撃型の車いすでプレーする選手や、ゲームメイクやボールハンドリングなど普段とは違う役割のプレーも見れる貴重な機会となった。
ボールハンドリングの上手さが光った若山英史
攻撃型の車いすもそつなく乗りこなした小川
東京パラリンピックをテレビ観戦して興味を持った子供からお年寄りまで2日間で約700名もの観客が来場した。タックルの激しさに観客から大きなどよめきがあがったり、トライシーンには惜しみなく拍手が送られたり、大きな盛り上がりをみせた。2024年のパリパラリンピックへ向けて大きな一歩が踏み出された大会となった。
決勝戦後は観客総立ちで選手への拍手が送られた