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2023ジャパンパラゴールボール競技大会 レポート

[ゴールボール]

 3月11日と12日の2日間、2023ジャパンパラゴールボール競技大会が東京都立川市にあるアリーナ立川立飛で開催された。今大会は日本女子チームの強化を目的に、海外から強豪チームを招聘して行われた。出場したのは日本をはじめ、世界ランキング3位のアメリカ、昨年の世界選手権で日本を破り、パリパラリンピックの出場権を獲得した韓国、次回パラリンピック開催国として力をつけているフランスの4か国。大会ではまず総当たり戦を行い、その順位で準決勝、決勝を戦って最終順位を決定した。また日本男子チームによるエキシビジョンマッチも行われ、男子ならではの激しい投げ合いも大会では見ることができた。


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会場となったアリーナ立川立飛


 大会の第1試合は日本対韓国。日本にとっては世界選手権の雪辱を果たす機会だったが、先制点を挙げたのは韓国だった。日本にとっては初戦の緊張もあったが、難しい局面を打開したのはエースの萩原紀佳だった。失点から1分もしないうちに同点ゴールを決め、前半のうちに逆転ゴールも奪って試合の流れを手繰り寄せた。後半も日本は勢いそのままに得点を重ねて5-1で勝利をあげた。日本の第2戦はアメリカとの試合だったが、期待の新星である新井みなみの2得点で2-1で競り勝ち、総当たり戦最後のフランス戦では萩原の6得点を含む合計9点をあげて3連勝を飾った。

 総当たり戦1位の日本は同4位のフランスと準決勝を戦い、7-0で快勝すると、決勝ではアメリカと対戦。試合開始直後からリードを奪った日本がそのまま6連続得点し、6-2で今大会の優勝を果たした。今後、パリパラリンピックの出場権争いが激化していくが、日本にとっては若手選手が国際試合の経験を積むなど、貴重な機会となったと言えるだろう。


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得点を量産した萩原紀佳


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センターの髙橋利恵子と得点源に一人である欠端瑛子


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貴重な得点を挙げた新井みなみ


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決勝では安定した守備が光った


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勝負強さを随所に見せた準優勝のアメリカ


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日本男子チームのエキシビジョンマッチも大会を盛り上げた


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最後は出場4か国で健闘を称え合った