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2024ジャパンパラゴールボール競技大会 レポート

[ゴールボール]

 2024ジャパンパラゴールボール競技大会を3月15日と16日に横浜国際プールで開催した。この大会は女子日本代表の強化を目的に海外チームを招聘して開催しているが、今年はイスラエル、韓国、フランスの3か国が来日して日本を加えた4チームで試合を行った。


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会場の横浜国際プール


 日本はパリに向けたメンバー選考の真っただ中で、選手たちにとっては各自の実力を発揮したうえで、チームとしての結果も残す必要がある状況だ。2日間の大会で初日に行われた総当たり戦では、日本は初戦からフランスと対戦して10-0と快勝。最高のスタートを切ると、その後もイスラエルに4-2で競り勝ち、序盤にリードを奪いながらも粘る韓国との我慢の一戦は終盤に追加点を量産して5-0で勝ち切り3連勝を飾った。大会2日目でも準決勝で再戦したフランスを7-1で退けた日本は、決勝でイスラエルと優勝をかけて戦うことになった。


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日本の得点源となった萩原紀佳


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守備に奮闘した高橋利恵子


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この一年で急成長を遂げている新井みなみ


 イスラエルは予選で勝利しているものの、世界でもトップクラスに速い球を投げるリヒ・ビン・デビッドらを擁していて、決勝戦では初日の試合よりも一段ギアを上げてくると予想された。実際、試合が開始するとデビッドのスピードボールが日本の守備の間を貫き、いきなりゴールに突き刺さる。立て直したい日本だったが、今度はゴールポストすれすれにデビッドが追加点を叩き込み、イスラエルのリードは2点に。日本も萩原紀香がペナルティスローで1点を返して反撃ムードが高まったものの、その後にデビッドがこの試合3点目を決めて再びリードは2点に広がる苦しい展開。後半同点に追いつきたい日本だったが、イスラエルの守備が本領を発揮し、そのまま3-1でタイムアップしてイスラエルが今大会の優勝を飾った。決勝で敗れてしまったが、日本にとっては世界トップレベルの実力を肌で感じることができ、パリに向けで良い経験を積むことができたと言えるだろう。


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豪快なフォームから繰り出されるスピードボールで観客を驚かせたイスラエルのデビッド


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近年、チーム力が上がってきているフランス


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韓国は粘り強く戦い、3位で大会を終えた


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最後は全チームで健闘を称え合って大会は終了した