ジャパンパラ車いすラグビー競技大会は、2014年から始まり、以降現在にいたるまで毎年続けて開催しています。(コロナ禍を除く。)
海外からチームを招聘し、予選リーグ、決勝トーナメントを行います。
車いすラグビーは頸髄損傷や上下肢の欠損、病気などにより四肢に障がいがある選手が競技します。障がいの程度によって各選手には点数がつけられていて、0.5から3.5まで、0.5刻みで7つのクラス分けがあります。コート上でプレーする4人の選手の点数の合計が8点以内になるようチーム編成をしなければなりません。男女による区別はありませんが、女性選手が1人入るごとに0.5点の加点が認められます。(例:コート上のプレーヤー4人の中に女性選手が1人いると、4選手の合計が8.5点まで認められる)
激しくぶつかり合う競技用車いすは、装甲車のような見た目をしていますが、機敏な動きを可能にするため、タイヤは正面から見るとハの字となるように取り付けられています。タイヤにはタックルからの保護やひっかかる部分を減らす目的で、スポークカバーを装着しています。車いすは大きく分けて攻撃型、守備型の2つに分かれます。
●攻撃型
主に障がいの程度が軽い(持ち点が大きい)選手が使用し、相手の守備に引っかからないようコンパクトで丸みを帯びた形をしています。
●守備型
主に障がいの程度が重い(持ち点が小さい)選手が使用し、相手の動きをブロックするためにバンパーが飛び出ているのが特徴です。
車いす同士の衝突が認められた唯一のスポーツです。バスケットボールのコートと同じ広さのコートで競技をします。ボールを持ってトライラインを通過することで1点が加算されます。試合時間内に多く得点を挙げた方のチームが勝利となります。主に障がいの軽い選手がオフェンスの役割を、障がいの重い選手がディフェンスの役割をします。
ジャパンパラでは海外の強豪国を招聘しており、世界トップレベルのプレーを生で観戦することができます。日本選手に比べて大柄な選手が多い海外チームは、タックルをはじめとして大迫力のプレーを見せてくれます。体格面では劣るかもしれない日本チームですが、けっして当たり負けはしませんし、緻密な戦略、チームワークで対抗します。
大会中には体験会も開催し、競技用の車いすの操作、タックルの衝撃を実体験することができます。体験してから観ると、さらに競技の奥深さも見えてくることでしょう。
詳しくは
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※競技ルール変更により一部掲載事項より変更がございます。
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