団長挨拶
パリ2024パラリンピック競技大会
日本代表選手団 団長田口亜希
パリ2024パラリンピック競技大会日本代表選手団を代表してご挨拶を申し上げます。
東京2020パラリンピック競技大会が新型コロナウイルス感染症の世界的な拡大により、パラリンピックの歴史上初めて開催が1年延期となったために、選手は通常より1年短い3年間でパラリンピックに出場するためのポイントや資格等を獲得しなければならない状況ではありましたが、東京2020大会を除くと、史上最大の日本代表選手団を編成することができました。また出場選手の約1/3が初出場、そしてトップアスリートを発掘するプロジェクト「J-STAR」出身が8名(7月5日時点)含まれており、選手が諦めず、常に自身の限界に挑みパフォーマンスを向上させてきた結果だと思います。
パリ2024大会の大会スローガンは「GamesWide Open(広く開かれた大会)」です。 開催場所を従来のスタジアムの中ではなくシャンゼリゼ通りからコンコルド広場で開催される開会式をはじめ、競技はパリの有名な史跡や建築遺産を舞台にして行われ、競技会場のうち5会場はユネスコ世界遺産となっています。その素晴らしい環境の中で選手が自身の持っている能力を最大限に生かし、最高のパフォーマンスを発揮し輝けるよう、私も含めコーチ・スタッフ・役員は安全安心な環境を整え、全力でサポートしてまいります。
日本代表選手団一同、練習を積んできた成果を最大限に発揮し、活力ある共生社会の実現に向けてパラリンピアンが体現するパラリンピックの価値、「勇気」「強い意志」「インスピレーション」「公平」を伝えられるよう頑張ってまいりたいと思います。
最後に、日頃よりパラスポーツの普及・振興並びにアスリートの育成・強化にご尽力、ご支援いただいているすべての方々に心から感謝申し上げますと共に、大会期間中も引き続き温かいご声援をいただけますと幸いです。