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ジンバブエにおける障がい者スポーツ普及講習会を開催

2015.10.27 2015:10:27:18:45:45

 ジンバブエの私立学校・職業訓練校ダニコで開催されるダニコ・パラスポーツ大会に合わせて、日本パラリンピック委員会から指導者を送り、障がい者スポーツの総合的な講習会を開催しました。(国際交流基金助成事業)
 日本パラリンピック委員会は9月23日から9月27日に車いすバスケットボールと車いすテニスの講師4名をインクルーシブ教育を進めているダニコ学校に派遣し、61名の高校生を中心とした若手アスリートと教師・コーチに実技講習会を行いました。
  バスケットボールの講師は、パラリンピック競技大会に4回参加した現コーチと日本選手権優勝者。テニスは、元プロテニスプレイヤーで現在車いすテニス日本代表監督と車いすウインブルドン世界選手権優勝者。実技指導に加え、講師のスポーツに対する真摯で熱い姿勢が若手アスリートに大きく影響し、受講者はスピーディーに目覚ましい成長ぶりを見せてくれました。
  10月1日から4日に開催したダニコ・パラスポーツ大会にはジンバブエ全国から若手アスリート2,880名が参加しました。先の講習会の成果として、ダニコ車いすバスケットボールチームは優勝、車いすテニス男子も優勝しました。身体能力の高いバスケットボール女子選手にテニスを初めて指導しましたが、車いすテニスダブルスで銅メダルを獲得という快挙を成し遂げました。
  実技講習会に加えて、9月29日に座学のパラスポーツ研修会を開催。ダニコ学校他計5校37名の教師、コーチ、生徒にパラスポーツの力と価値を説明しました。また大会中は16校の28教師と交流会を開催し、世界のパラスポーツの動き、日頃のパラスポーツ活動が、ダニコ・パラスポーツ大会、そして世界のパラリンピック競技大会に繋がることについて意見交換を実施しました。
 ダニコ学校、ジンバブエパラリンピック委員会、スポーツ・レクリエーション省スポーツ局、そしてダニコパラスポーツ大会最大の支援者のジンバブエ大統領夫人から、本講習会はジンバブエの障がい者社会と教育・スポーツ界に活力をもたらす活動になったと評価頂き、継続的な講習会実施の要望を受けました。
 日本パラリンピック委員会は、スポーツ・フォー・トウモローを障がい者スポーツ関係者各位と共に推進して行きます。

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