北京2022パラリンピック冬季競技大会日本代表選手団結団式
北京2022パラリンピックに出場する日本代表選手団の結団式が24日、都内で行われた。式には森和之日本パラスポーツ協会日本パラリンピック委員会会長、河合純一団長、桜間裕子副団長、主将を務めるアルペンスキーの村岡桃佳(トヨタ自動車)と旗手でクロスカントリースキーに出場する川除大輝(日立ソリューションズジュニアスキークラブ)が登壇。他の選手はオンラインで参加した。
(左から)結団式に出席した森会長、桜間副団長、河合団長、主将の村岡、旗手の川除(写真提供:X-1)
今大会は6競技78種目が5つの会場で行われ、日本からはアルペンスキー、クロスカントリースキー、バイアスロン、スノーボードに選手29人を派遣する。
ステージ上では森会長から河合団長を経て、旗手の川除に団旗が手渡された。また、秋篠宮皇嗣殿下がオンラインで出席され、選手団に「感染対策に十分気をつけ、日頃の成果を存分に発揮されることを期待します」と激励のおことばを寄せられた。岸田文雄首相からも応援メッセージが送られた。
日本代表選手団を代表し、主将の村岡は「五輪では日本代表選手団が果敢にチャレンジし、ベストを尽くす姿を通して、日本国民に多くの感動を与えていただいた。改めてチームジャパンの強さ、スポーツが持つ力の大きさを認識した。自国開催の東京2020パラリンピックから引き継いだ、この冬季大会までの流れを絶やさぬよう、決して諦めない覚悟を持ち、全力で戦うことをここに誓います」と決意表明した。
前回の平昌大会で金メダルを含む5個のメダルを獲得した村岡。昨夏の東京大会で陸上競技に出場し、“二刀流”の挑戦となる。記者会見では「夏と冬の大会の空気感の違いを感じた。(北京大会で)自分がどう感じるか、自分の目にどう映るか楽しみにしている」と語り、笑顔を見せた。
また、2大会目の出場となる川除は、「大役である旗手を務めるので、日本チームに貢献できるよう頑張りたい」とコメント。標高2000mほどの場所で合宿してきたといい、「(標高が高い本番コースの)対応はできている。自分が積み上げてきた4年間のものをすべて発揮すれば成績はついてくると思っている」と、力強く意気込みを語った。
北京大会は3月4日に開幕し、10日間にわたって競技が行われる。
(MA SPORTS)