パリ2024パラリンピック競技大会 日本代表選手団結団式
日本代表選手団のスローガンは「挑め、自分史上最強。」
田口団長から団旗を受け取る石山(右)と西田(右から2人目)
パリ2024パラリンピック競技大会に出場する日本代表選手団の結団式が16日、東京都内のホテルで行われた。
式には秋篠宮皇嗣殿、同妃殿下がご臨席され、森和之日本パラスポーツ協会日本パラリンピック委員会会長、田口亜希団長、井田朋宏副団長、中澤吉裕副団長、旗手を務める陸上競技男子の石山大輝(順天堂大)と水泳女子の西田杏(株式会社シロ)らが登壇。選手・スタッフら197人が参加した。
田口団長は、「無限の可能性を体現するパラアスリートの魅力を通して、よりよい社会をつくるための社会変革を生み出していきたい」と挨拶。また、秋篠宮皇嗣殿下は「パラリンピックはパラアスリートにとって最高の競技の舞台のひとつです。みなさまには日頃からの成果を存分に発揮されることを期待しております」と、選手団に激励のお言葉を送られた。
結団式に臨んだ日本代表選手団
団旗授与では、森会長から田口団長を経て、旗手の石山と西田に団旗が手渡された。また、選手団のスローガンは「挑め、自分史上最強。」に決まり、石山は「疾走感のあるフレーズ。世界の壁、自分の壁に挑んでいけるようないいスローガンになったと思う」と話した。
実施競技は東京2020パラリンピック競技大会と同じ22競技で、日本からは21競技に選手を派遣する。19日までに175人が日本代表選手に選ばれ、海外開催のパラリンピックで過去最多だったアテネ2004大会の163人を超える規模となる。出場選手の3分の1が初出場で、タレント発掘チャレンジ「J-STARプロジェクト」出身の8人が含まれるのも特徴だ。結団式後の記者会見で、旗手の西田は「主将がいないなかでの旗手になるので一層、責任感が強くなる。しっかり務めたい」と力強く語った。
パリ2024パラリンピック競技大会は、8月28日に開幕。29日から競技が始まり、9月8日に閉会式が行われる。
(MA SPORTS)