【リオデジャネイロ共同】国際パラリンピック委員会(IPC)のクレーブン会長は7日、リオデジャネイロ・パラリンピック開幕を前に記者会見し、南米初開催となる大会の成功へ「一時は資金難で前例のない危機を迎えたが、前例のないチームワークで準備が整った。最高の大会になるだろう」と自信を示した。
今大会は国家主導のドーピング問題でロシアを全面除外。異例の事態で大会の価値や信頼が問われている。同会長は「公平性や高潔性を失ったらパラリンピックの存在意義がなくなる」と決断理由を説明。「リオ大会がポジティブな社会的変革をもたらすきっかけになることを願っている」と述べた。
パラリンピック開幕を前に記者会見するIPCのクレーブン会長=7日、リオデジャネイロ(共同)