東京パラリンピック第8日の31日、自転車女子個人ロードタイムトライアル(TT=運動機能障害C1~3)で、杉浦佳子(楽天ソシオビジネス)が25分55秒76で優勝した。50歳での金メダルは1996年アトランタ大会柔道71キロ級を46歳で制した牛窪多喜男を上回る日本最年長記録となった。自転車の「金」は史上4人目で女子では初。
選手が1人ずつ、8キロのコースを2周してタイムを競った。杉浦は2017年世界選手権で優勝し、19年も2位に入った実力を発揮した。
静岡県出身。45歳の時に自転車レースで転倒し、右半身のまひや記憶障害などを負った。(共同)