東京2020パラリンピック競技大会にて、バドミントン競技の、伊藤則子選手(SL3)、梶原大輝選手(WH2)と里見 紗李奈 選手(WH1)、鈴木亜弥子 選手(SU5)、藤原 大輔 選手(SL3)、杉野 明子 選手(SU5)、村山 浩 選手(WH1)、山崎 悠麻 選手(WH2)が9月6日、記者会見に出席し、メダル獲得から一夜明けた心境を語りました。
Q:メダルを獲得されて改めてのご感想を一言ずつお願いします。
■伊藤選手:
無事終わってとにかくほっとしています。そして目標だったメダルを獲得できてうれしく思っています。
■梶原選手:
シングルスでは最高の結果を残すことができて、ダブルスでは金メダルに届くことはできなかったんですけど、銅メダルを獲得できてすごくよく思っています。
■里見選手:
目標としていた単複ともに優勝することができて、初代女王になれてすごく嬉しいです。
■鈴木選手
シングルスでは2位、ダブルスでは3位となり、両方ともメダルがとれてとても嬉しいです。たくさんの方にとても感謝しています。
■藤原選手:
ミックス、ダブルスで銅メダルを獲得できました。このようなコロナ禍で、大変な時期の中で開催いただいて、感謝の気持ちでいっぱいです。このようなすてきな舞台でプレイできたことをうれしく思います。
■杉野選手:
シングルス、ミックス、ダブルスともに銅メダル獲得できました。目標にしていたメダル獲得ができて心からうれしく思っています。いろんな人に感謝の気持ちを伝えたいと思います。
■村山選手:
たくさんの応援をいただきまして、ありがとうございました。シングルス、ダブルスともに金メダルを目指していたのですが、残念ながら達成はできませんでしたが、ダブルスで銅メダルをとることができて、大変うれしく思っています。
■山崎選手:
女子ダブルスで金メダル、シングルスで銅メダルをとりました。女子ダブルスで金メダルをとることがパラリンピックでの目標だったのでとてもうれしいです。たくさんの応援をありがとうございました。
Q:自国開催となった東京大会、改めて振り返ってみて皆さんにとってどんな舞台、どんな大会でしたか?
■伊藤選手:
コロナ禍での開催ということで、今回多くの方の支えがあって開催していただいてうれしく思っています。ひらかれたことに大変うれしく思っています。そして、今回は長年の夢だったので、その舞台に立てたことをうれしく思っています。
■梶原選手:
このような状況の中で開催していただいたことに感謝をしています。また、たくさんの方に支えられてこの舞台に立つことができたので、すべての方に感謝の気持ちを伝えることが、
結果で恩返しをすることができたのでうれしく思っています。
■里見選手:
このような状況の中でパラリンピックが開催されたこと、関わってくれたすべての方に本当に感謝をしています。目標としていた夢の舞台だったので、そこで良い結果が残せたことがうれしいです。たくさんの方に感謝を伝えたいと思います。
■鈴木選手:
このような状況の中で開催していただいたことに感謝しています。そしてたくさんの方に支えていただいたので、これからたくさん感謝を伝えていきたいと思います。
■藤原選手:
このような状況の中で開催していただき、医療従事者の方や多くのボランティアの皆さんに感謝したいなと思いますし、これまで支えていただいた皆様に感謝しています。今回はパラバドミントンが初採用ということで、オープニングゲームに立たせていただき、さらに、パラバトミントンとしてフィナーレとなる最後のコートにも立たせていただきました。とても歴史的な大会になるだろう大会に出させてもらい、感謝の気持ちでいっぱいです。
■杉野選手:
このような状況の中で開催されたことに、たくさんの方が関わってくださってこの舞台に立つことができました。感謝の気持ちをこうしてメダルをとることで伝えていけたらなと思っていますし、このあともまだ続きますけど、この気持ちを皆さんに伝えていけるように全力でやっていきたいと思います。
■村山選手:
世界的な危機の中、開催していただいたことに厚く御礼申し上げます。結果としてはダブルスでは2つ届きませんでしたが、銅メダルをとることができましたので、一人でも多くの方にこの銅メダルをかけて、感謝の意を表したいと思います。
■山崎選手:
こういった状況の中で開催されたことは、本当にうれしく思っています。私は東京の出身、東京で育っているものなので、地元の東京で開催され、しかも代々木で開催されることが、自分が立つ場としてうれしく思いました。最高の舞台でした。
Q:4日間で8試合を戦うタフな日程だと思いますが、そのタフな日程をこなせるパワーの源、原点があれば教えてください。
■梶原選手:
今年に入ってからこのパラリンピック大会まで体力強化やウェイトトレーングに力を入れて励んできましたので、体力的には戦い抜けるものはもっていたと自分で思っています。精神的にも周りの家族や友達に本当にたくさんの方に応援してもらって、それが自分のパワーとなって戦い抜くことができたと思っています。
Q:今回は新採用ということで、競技の普及という意味でもすごく大きな意味をもっていてその中で結果を残すことができて、反響をどのように感じているか教えてください。
■伊藤選手:
今回東京で開催ということで、皆さんから事前にも応援のメッセージをいただいていましたが、終わった後、反響が大変大きくて、多くの方が注目してくれていたんだなと感じました。障がいがある・なしに関わらず多くの方に広げていけるように頑張っていきたいなと強く思いました。
■梶原選手:
まだ競技人口も多くはないですし、もっと普及して行けると思っていますし、若い選手も自分が活躍することでもっと増えていってほしいと思いますので、そのために自分がもっと頑張って結果を残していくことが重要と思っています。
■里見選手:
東京での開催ということで、私としてはパラバドミントンが皆さんに知ってもらえるチャンスだと思っていたので、結果としてこれだけたくさんのメダルをとることができて、皆さんにパラバドミントンがこんなおもしろい競技なんだということが伝わっていればうれしいなと思っています。今後も頑張っていきます。
■鈴木選手:
開催前からたくさんのメッセージや、開催後の今もメッセージをたくさんいただいていて、とてもうれしく思います。今回このような結果が出て、取材などたくさん取り上げていただけてうれしく思っています。結果が今後も続かないと、このような取材も続かないと思うので、パラバドミントン全体で結果を出していきたいと思います。
■藤原選手:
今回から新競技ということでたくさんメダルがとれて、ただ、今後が重要になってくると思いますし、自分としても普及活動などをもっとしていきたいなと思いました。
■杉野選手:
この東京で開催された新種目新競技のパラバドミントンは、ここがやっとスタート地点と思っています。やっとみんなに知ってもらえるきっかけになったと思うので、ここから私たちみんなでもっと強化してお互いを高め合って成績を残していくことが、今後もパラバドミントンが大きくなっていく普及活動になると思うので、しっかりこのまま続いて行けるように頑張っていけたらと思っています。
■村山選手:
パラバトミントン、全部で6クラスありますけれども、競技人口的にまだまだ少ない競技です。私の目標とすると、金メダルをとるという目標がありましたが、2つ目の目標として、我々が活躍することでこういった競技があることを世に知っていただいて、僕も私もやってみたいと一人でも多くに感じていただくことができて、そうすることで日本のパラバドミントンのチームジャパンとして競技レベルがどんどんあがっていくと思いますので、そういった意味では我々が少し活躍できたことは良かったと思っています。
■山崎選手:
今回たくさんの方に見ていただいて、すごくいろんな反響をいただきました。多くは「かっこ良かったよ」と思っていただけたので、そういったかっこ良い姿を私たちが見せていけたことで、今後誰かが障がいを負った時にこのパラバドミントンを一番最初にやりたいなって思うスポーツになっていけるといいなと思っています。
Q:たくさん応援のメッセージが昨日の試合後に届いたと思いますが、どのような声が届いているか教えてください。今後、パリパラリンピックが目標だと思いますが、直近の大会で目指す、出場を予定している大会があれば教えてください。
■梶原選手:
大会が終わってたくさんのメッセージをいただいていますが、「かっこ良かったよ。」や、「パラバドミントンおもしろい。」という声もいただいていますし、「本当に感動した。」など、自分にとってうれしい言葉をたくさんいただいています。直近でいうと、10月の末に世界選手権が予定されているので、出場して、パラリンピックに続いてシングルスで金メダルをとれるように目標にしたいですし、ダブルスでも金メダルをとれるように今後も強化をしていきたいと思っています。
Q:大会を終えた今、自分へのご褒美あれば教えてください。また、我慢していたような食べたいものはありますか?
■伊藤選手:
食べたいのが、霜降り、ケーキと、クリームがたっぷりのったものは控えていたので、がっつり食べたいと思います。
■梶原選手:
食事も我慢していたので、食べたいものはたくさんあって、水炊き、博多のとんこつラーメン、餃子など脂っこいものを食べたいと思っています。
■里見選手:
食事はすごく気にしていたので、カレー、ラーメン、とんかつとか衣はがさずに食べたいなと思っています。
■鈴木選手:
仙台に住んでいるので、仙台の美味しいお寿司と牛タンを食べたいと思います。
■藤原選手:
今回大会を出場するにあたって、直前は人と会うことを我慢したり、食事についても合宿所で栄養を考えたものをとっていました。まずはお世話になった人にご挨拶に行って、対面でいろいろお話ができたりだとか、自分は高知県出身なので、生ものをこの期間食べられなかったので、カツオのたたきを地元に帰って存分に食べられれば良いなと思っています。
■杉野選手:
ゆっくりした一日を朝遅く起きて、ゆったりした時間を過ごせたら良いなと思います。食べ物に関してもそこまですごく制限していたわけではないのですが、美味しいものをたくさん食べて力をつけて練習を頑張りたいと思います。
■村山選手:
こんなこと言ったら怒られるかもしれないのですが、数日は体に悪いことをして過ごそうかなと思っています。
■山崎選手:
子どもたちとずっと会えていないので、家に帰ったら子どもたちとゆっくりのんびり過ごしたいと思います。
Q:里見選手には、パリ大会に向けて2種目とも初代女王として臨むことになりますが、意気込みを教えてください。鈴木選手には、昨日終わった時点で引退するとおっしゃっていましたが、(引退の)思いやバドミントン対する思いを聞かせてください。
■里見選手:
プレッシャーもすごいと思うんですけど、今回の大会もシングルス・ダブルスどちらも世界ランク1位というプレッシャーがありながらもしっかり結果を残すことができたので、パリでも同じ結果が残せるように頑張っていきたいと思います。
■鈴木選手:
引退の意思は今も変わっていません。一度引退してから2016年から復帰をして今ここにいるわけなんですが、2016年からのことを振り返ると、その当時のできること、バドミントンの練習やトレーニングは全力でやってきて悔いは一つもありません。大会でも全部出し切ったので、引退します。
Q:今後の活動について、例えば指導者に興味があるなど、現段階で思い描いていることはありますか。また、今後も仙台を拠点に活動されますか?
■鈴木選手:
2016年に仙台に引っ越して全力でやってきました。今は終わって何も考えていない状態なので、ゆっくりしながら考えていきたいと思います。
Q:大会後食べたいものに関する質問で、「体に悪いことをしたい」との答えでしたが、どんな悪いことをしたいか教えてください。
■村山選手:
私も食事の制限を勝つために栄養士さんにやっていただいて、選手村の中でもおいしい食事を提供していただいて、ある種我慢というか、勝つためには当然なんですが。昨日閉会式に出席させていただき、夜帰ってきてみんなでご飯を食べたんですけれども、普段とらないようなたこ焼きを久しぶりに食べたら、たこ焼きってこんなにおいしいんだと思ったので、無理しない程度に悪いことをして過ごそうかなと思っています。