競技名の通り、座った状態(シッティング)で行うバレーボール。
下肢などに障がいのある選手がプレーし、一般の6人制バレーボールとルールはほとんど同じです。
シッティングバレーボールは10m×6mのコートで行われます。6人制バレーボールのコート(18m×9m)よりも小さく、面積としては半分以下。そのため、選手同士の距離が近く、ボールが飛んでくるまでの時間も非常に短くなります。スピーディーで激しいラリーが繰り広げられることが必至で、息をつかせぬ攻防は観客を魅了します。
座った状態でプレーするシッティングバレーボール。立っていたら拾うことができないようなボールも、座った姿勢のため床面ギリギリでセーブすることが可能です。決まった!と思われるコースにボールが飛んでも、華麗にセーブする選手たちの守備テクニックに注目です。
シッティングバレーボールには、プレー中にでん部(おしり)を床から離すと反則になる「リフティング」というルールがあります(レシーブ時は短時間であれば床から離してOK)。移動する際もでん部を床につけたまま動かなければなりませんが、これが意外と難しく、選手たちは器用に手を使って素早く移動します。手を使った“フットワーク”も必見です。