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[ジャパンパラ大会]
2012ジャパンパラ水泳競技大会 レポート
- 12.07.17 2012:07:17:10:00:00
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2012ジャパンパラ水泳競技大会期日:2012.07.15-16会場:なみはやドーム2012ジャパンパラ水泳競技大会が大阪府門真市のなみはやドームで開催された。今大会は7月15日(日)と16日(月・祝)に行われたこともあり、多くの観客が応援に駆け付けて客席からたくさんの声援が送られた。また、ロンドン2012パラリンピック競技大会まであと約1か月半ということもあり、80名を超える報道陣が大会に詰めかけた。今大会も昨年同様、午前中に予選で午後に決勝を行う2レースの構成で順位が争われたが、パラリンピックも同じように予選と決勝の2レース構成となる。そのため、ロンドン大会に出場する16名の代表選手たちは、パラリンピックを想定した貴重な実戦の機会ととらえて今大会に臨んでいるようだった。ロンドン大会に出場する水泳日本チームキャプテンを務める鈴木孝幸は、初日に大会記録を更新した150m個人メドレー(SM4)と、2日目は100m自由形(S5)に出場。「練習を重ねてきているので体は疲れているが、まずまずの泳ぎができた」と振り返り、今大会で手ごたえをつかんだ模様だ。日本代表選手団の旗手を務める木村敬一も、200m個人メドレーで大会新記録を出すなど、着実に進化を遂げている姿を見せてくれた。さらに小山恭輔が50mバタフライ(S6)で31.74、野村真波が100mバタフライ(S8)で1:19.16を記録し、それぞれ大会記録を更新する泳ぎを見せた。また、ロンドン大会に出場する知的障害選手が今大会でも活躍。100m平泳ぎ(SB14)で田中康大が大会記録で優勝し、100m背泳ぎ(S14)に出場した津川拓也と長尾智之は互いに競争心むき出しで競い合い、最後に津川がわずかに長尾をかわして勝利した。記録は津川、長尾ともに大会記録だった。そして、今大会で一番のハイライトとなったのは、世界記録を更新した秋山里奈の100m背泳ぎ(S11)だ。これまでの世界記録である1:19.78を1秒以上も上回る1:18.59を記録。ロンドン大会に向けて、秋山の活躍は日本チームにとっても勢いをもたらす追い風となったに違いない。大会が行われたなみはやドーム今大会ではロンドンの日本代表選手が勢ぞろい鈴木は気迫あふれる泳ぎを見せたロンドンに向けて徐々に調子を上げてきた野村木村は精力的に泳ぎ、順調な調整ぶりをうかがわせた津川は長尾との接戦を制して100m背泳ぎで優勝した