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[国内大会]
日本車椅子バスケ選手権 宮城MAX 史上初5連覇
- 13.05.07 2013:05:07:14:01:04
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ゴールデンウィークの恒例となっている日本車椅子バスケットボール選手権大会が、5月3日~5日の3日間にかけて東京体育館で開催された。この大会は現在、宮城MAX(東北)が4連覇中で王者に君臨。もし今年も優勝すれば大会史上初の5連覇達成となるため、宮城MAXの優勝の行方に注目が集まった。
宮城MAXは1回戦から5連覇へのプレッシャーを感じさせない圧倒的な強さで勝ち上がっていく。1回戦の清水M・S・T(近畿)を94-38、2回戦の太陽の家スパーズ(九州)を78-38で下して準決勝に駒を進めた。準決勝では、試合巧者のベテランが揃うワールドBBC(東海北陸)と対戦。宮城MAXはワールドBBCの体を張った守備の前に思うような攻撃ができず、ワールドBBCがリードした状態で試合が進む。後半に入ると少しずつ宮城MAXが攻撃のリズムを取り戻すが、ワールドBBCも意地を見せて競ったまま終盤へ。残り2分を切り57-55で宮城MAXがリードというどちらが勝ってもおかしくない展開だったが、そこから藤本怜央らの得点で宮城MAXが押し切り、63-60で決勝進出を決めた。
決勝に進出したもう1チームはNO EXCUSE(東京)。昨年も決勝に進出したNO EXCUSEは安定した戦いぶりを見せて、準決勝のパラ神奈川SC(関東)との試合も65-45で完勝。悲願の初優勝まであと1勝に迫った。
独特の緊張感が漂う決勝戦、ティップオフとともに攻勢を仕掛けたのは宮城MAXだった。藤本のミドルシュートや豊島英の速攻など多彩な攻撃で得点を重ね、守ってはNO EXCUSEに苦しい体勢でシュート打たせて確実にリバウンドを拾い、付け入る隙を与えない。第1クォーター終了時、なんと宮城MAXが28-9と大差でリードを奪う。反撃したいNO EXCUSEも安直樹が一人気を吐き、ミドルシュートを沈めていくが、リードはさらに開いて48-19でハーフタイムへ。後半も宮城MAXがメンバーを入れ替えながらもペースを保ち、77-45で勝利。大会の歴史に名を刻む5連覇の偉業を成し遂げた。大会MVPには豊島が、得点王には8年連続で藤本が輝いた。決勝戦には多くの観客が詰めかけた
2大会ぶりのMVPに輝いた豊島
藤本は118点で8年連続得点王に
5連覇を達成した宮城MAX