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[ジャパンパラ大会]
2013ジャパンパラ水泳レポート

13.07.16 2013:07:16:16:03:49

 障がい者水泳の国内最高峰の大会である2013ジャパンパラ水泳競技大会が、7月14日と15日の2日間にわたって大阪市門真市のなみはやドームで行われた。今年は、聴覚障がい者の国際大会であるデフリンピックが7月26日~8月4日にブルガリアで、世界選手権大会が8月12日~18日までカナダで、アジアユースパラ大会が10月26日~30日にマレーシアで開催される予定だ。多くの国際大会を前に、今大会に出場した選手たちは自分の力を存分に発揮して、大いに大会を盛り上げた。

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大会が開催されたなみはやドーム

 

 ロンドン2012パラリンピック競技大会で日本代表選手団の旗手を務めた木村敬一は、100m自由形(S11)で18年ぶりに大会記録を更新。木村はロンドンで100m平泳ぎ(SB11)と100mバタフライ(S11)でメダルを獲得したが、狙っていた自由形ではメダルに届かなかった。次なる目標である2016年リオ大会に向けて、木村は早くも気合十分な泳ぎを見せてくれた。

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フォームを修正し手応えを感じてきたという木村
 若手では、ジャパラ初出場となった中学生の池愛里が躍動し、50m自由形(S10)、100m自由形(S10)、100m背泳ぎ(S10)の3種目で大会記録を塗り替えた。池は170cmを超える身長でダイナミックな泳ぎを披露。今後の成長に期待がかかる。

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池の今後の進化に注目が集まる


 今大会で選手同士の熱い戦いが繰り広げられたのが知的障がいクラスだった。その中でも一際目立ったのが、100m自由形(S14)と200m自由形(S14)で活躍した宮崎哲。両種目で他の選手の追随を振り切って優勝し、ともに大会記録も更新する好タイムを残した。また、宮崎はゴール後には熱いガッツポーズを見せてアピールし、観客から大きな拍手が送られていた。

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ゴール直後に腕を上げて喜びを表した宮崎

 2013年ジャパンパラ夏季競技大会は、9月7・8日に陸上競技大会、9月28・29日にアーチェリー競技大会が開催される予定。水泳競技大会と同様、日本国内における最高の戦いを見せてくれるだろう。