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[ジャパンパラ大会]
2013ジャパンパラ陸上競技大会レポート
- 13.09.09 2013:09:09:11:50:02
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2013ジャパンパラ陸上競技大会が9月7日と8日の2日間に行われた。会場となったのは2011年に全国障害者スポーツ大会が開催された山口県山口市にある維新百年記念公園陸上競技場。まだ新しい大会会場を舞台に、日本全国から集まった選手たちが好記録を狙って競技に臨んだ。
今回注目を集めたのは、7月にフランス・リオンで開催された世界選手権大会に出場した選手たちと、来月10月に開催されるアジアユースパラ競技大会マレーシア2013に出場が予定される若手選手たちだった。また大会期間中に、2020年に開催されるオリンピック・パラリンピックの開催地が東京に決定し、歓喜の瞬間を迎えるとともに、若手中心に出場する可能性のある選手たちへの期待が一層高まったと言えるだろう。
<会場となった維新百年記念公園陸上競技場>
初日は雨の中の競技となったが、車いすレーサーで日本を引っ張っる樋口政幸(T54)が魅せた。樋口は世界選手権の5000mでも銀メダルに輝く実力者は雨でタイヤが重くなったコンディションの中でも、出場した5000mと800mで他を圧倒する力強い走りで優勝し、T54クラスを席巻した。
<5000mを制しガッツポーズでゴールする樋口>
また、そんな樋口に必死に食らいついていたのが21歳の渡辺勝(T54)だった。世界選手権の10000mで銀メダルを獲得するなど、ポテンシャルは十 分。今後の成長に期待がかかる。また、世界選手権の走幅跳(T42)で金メダルに輝く活躍を見せた山本篤が凱旋。記録はまずまずだったものの、世界でも通用する日本人ジャンパーの存在感を見せてくれた。<スタート前に集中する渡辺>
<雨の中でジャンプする山本>
2日目は晴天に恵まれ、この日はアジアユースパラ大会に出場する池田樹生(T44)が100mと4×400mに、兼子未希(T54)が100mに登場し、気持ちのこもった走りを見せた。またアジアユースパラ大会の日本代表選手団の主将を務める西勇輝(T54)が100mで2位に入り、確かな成長を感じさせた。
<アジアユースパラ大会日本代表選手団主将の西>
日本を引っ張るトップ選手が世界と戦うことで日本を上へ押し上げ、若い力がトップ選手たちに追い付こうと成長していくことが2016年、そして2020年へとつながっていくはずだ。