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[ジャパンパラ大会]
2016ジャパンパラ水泳競技大会 レポート

16.07.19 2016:07:19:11:44:12

 リオパラリンピックを9月に控え、大会に向けて熱を帯びてきている中、2016ジャパンパラ水泳競技大会が7月17日と18日の2日間に開催された。会場となったのは横浜国際プール。大会にはリオパラリンピックに出場する19名をはじめ、日本全国から選手が集結し、高まる熱気をそのままに多くの好記録が生まれた。

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多くの観客も詰めかけた横浜国際プール

 2大会ぶりにパラリンピックに出場する成田真由美(S5)が50mと200mの自由形で日本記録を更新。両種目とも、予選から決勝にかけて記録を伸ばし、パラリンピックに向けて順調に調整が進んでいることを印象づけた。

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成田は衰えを知らない泳ぎを見せた

 水泳日本チームの主将を務める山田拓朗(S9)も得意としている50mと100mの自由形で大会新記録を樹立した。悲願のパラリンピックでのメダル獲得に向けてこれから最後の調整に入るが、視界は良好だ。

 ロンドンパラリンピックのメダリストである木村敬一(S11)は、同大会で銅メダルを獲得した100mバタフライで好記録を残した。木村は山田と同年代で、10代からパラリンピックに出場し、現在は日本チームを引っ張る存在。リオは2人の活躍に期待したい。

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笑顔で表彰を受ける山田

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木村敬一はメダルの期待がかかる存在


 男子の知的障がいクラスは今大会も出場者が多く、熾烈なライバル争いが見られた。激戦の100m平泳ぎでは林田泰河(SB14)、100m背泳ぎは津川拓也(S14)、100m自由形は中島啓智(S14)が制し、リオ出場選手の活躍が見られた。そんな中、惜しくもリオ出場は逃した東海林大が200m自由形(S14)、200m個人メドレー(SM14)で勝利し、意地を見せた。

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100m背泳ぎで競り勝った津川


 聴覚障がいクラスでは、2013年デフリンピックソフィア大会で金メダルを獲得した金持義和が好記録を連発し、圧倒的なスピードを見せた。

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金持はダイナミックな泳ぎを披露


 また今大会ではリオ大会に出場する水泳日本チームの壮行会も行われた。ロンドン大会でも合計8個のメダルを獲得した水泳チームにかかる期待は大きい。

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壮行会でリオでの活躍を誓った日本水泳チーム


 次回のジャパンパラ競技大会は7月22日から24日に、足立区総合スポーツセンターにおいてゴールボール競技大会が開催される。