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[ジャパンパラ大会]
2016ジャパンパラゴールボール競技大会レポート
- 16.07.25 2016:07:25:13:08:39
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2016ジャパンパラゴールボール競技大会が7月22日~24日にかけて、足立区総合スポーツセンターで開催された。今大会には日本からAチームとBチームが出場し、海外からイスラエルと韓国を招き、合計4チームが参加した。日本のAチームはリオパラリンピックに出場するメンバーで、Bチームは若手中心で構成されたチームだ。リオ直前ということもあり日本Aチームのプレーに注目が集まったが、今回来日したイスラエルは日本がリオパラリンピックで初戦に戦う相手。リオでの戦いを占ううえでも、両者の対戦は結果も内容も重要なものとなった。
決勝戦には多くの観客も詰めかけた
大会は初日と二日目に4チームによる総当たり戦が2回行われ、大会最終日にその1位と2位が決勝戦、3位と4位が3位決定戦を戦った。日本Aは、オープニングゲームの韓国戦で天摩由貴らの得点で5-0の勝利。幸先良いスタートを切った。その後も勝利を重ね、強敵と思われたイスラエル相手にも5-0、2-1で勝ち、総当たり戦を6戦全勝で決勝進出を決めた。イスラエルは日本Aに敗れたものの、韓国、日本Bには危なげなく勝利し、4勝2敗の2位に入った。3位は日本Bに競り勝った韓国。韓国対日本Bは初日の対戦で前半1-1だったものの、後半に韓国が得点を重ねて3-1で勝利し、二日目の対戦でも韓国が3-0で日本Bを退け、意地を見せた。安定した守備力を見せた浦田
小宮の投球から多くの得点が生まれた
日本Bをけん引した安室早姫
大会最終日に行われた3位決定戦では、日本Bが今大会の初勝利を狙って気合の入った戦いを見せる。開始早々から韓国を畳みかけ、わずか2分間の間に4得点して韓国を突き放す。韓国も反撃を試みて前半に1点を返すものの、その直後に日本Bが追加点をあげ、追い上げムードを見事にストップした。後半も韓国の得点を1点に抑えた日本Bが5-2で勝利し、3位で今大会を終えた。決勝戦では、序盤からイスラエルがスピードの速い球やバウンドボールなど、様々な種類のボールを欠端瑛子の守るレフトサイドを狙って投げ込んできた。その狙いが当たり前半で3得点し、日本Aの守備を崩すことに成功した。日本Aは前半のうちに小宮正江が1点を返し、後半は浦田理恵を中心に無失点のまま反撃のチャンスをうかがった。そして試合終盤、安達阿記子が得点し1点差につめよるものの、そのままタイムアップ。イスラエルが3-2で決勝戦を制し優勝を果たした。
決勝戦で敗れた日本Aだったが、ロンドンパラリンピックで金メダルを獲得した原動力となった選手に若手の成長が加わり、チーム力は確実に上がっている。世界の強豪とどのような戦いを見せてくれるか、期待が持てる戦いぶりだったと言えるだろう。参加した4チームはいずれも好プレーを見せてくれた