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[ジャパンパラ大会]
2024ジャパンパラ水泳競技大会 レポート

24.05.07 2024:05:07:11:49:23

 World Para Swimming公認2024ジャパンパラ水泳競技大会が神奈川県横浜市になる横浜国際プールで5月3日から5日までの3日間にわたって開催された。
 ゴールデンウィーク中の大会開催だったが、パリパラリンピックを前に大きな注目を集め、多くの観客や報道陣が会場を訪れた。出場した選手たちも奮闘して数々の好記録が生まれ、大会は盛り上がりを見せた。

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会場となった横浜国際プール


 今大会で目立った活躍を見せたのは石浦智美だ。大会初日は100m背泳ぎ(S11)、2日目は100m自由形(S11)、最終日は50m自由形(S11)と連日出場した種目で日本新記録を塗る替える活躍を見せた。36歳の石浦は視覚障がいカテゴリーで最も程度が思いクラスの選手だが、近年、メキメキと記録を伸ばしていて今大会でも大きなインパクトを残してくれた。

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石浦智美


 同じクラスの選手同士で切磋琢磨する日向楓と田中映伍は、揃って50mバタフライ(S5)で大会記録を、100m自由形(S5)では日本記録を更新し、充実の結果を残した。ライバルでありタイムを競い合う両者だが、レース後や表彰式で称え合う姿が印象的だった。

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日向楓


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田中映伍


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表彰式で笑顔を見せる日向(左)と田中


 伸び盛りの大学生である南井瑛翔と高校生の木下あいらも躍動した。南井は100m背泳ぎ(S10)と100mバタフライ(S10)でアジア新記録を樹立。木下は50m自由形(S14)で日本新記録と着実に成長している様子を見せてくれた。

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南井瑛翔


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木下あいら



 今大会では、大きな注目に応えるように若手からベテランまで幅広い選手たちが持てる力を発揮してくれたと言えるだろう。