障がいのあるトップアスリートが出場できる世界最高峰の国際競技大会です。夏季大会と冬季大会があり、国際パラリンピック委員会(IPC)は、大会を通じ共生社会の実現を促進することを目指しています。それぞれオリンピックの開催年に、原則としてオリンピックと同じ都市・同じ会場で行われます。
国際パラリンピック委員会(IPC)は、パラリンピアンたちに秘められた力こそが、パラリンピックの象徴であるとし、以下の四つの価値を重視しています。
マイナスの感情に向き合い、
乗り越えようと思う精神力
困難があっても、諦めず
限界を突破しようとする力
人の心を揺さぶり、
駆り立てる力
多様性を認め、創意工夫をすれば、
誰もが同じスタートラインに
立てることを気づかせる力
※IPC発表の英語表記は「Equality」でありその一般的な和訳は「平等」ですが、「平等」な状況を生むには、多様な価値感や個性に即した「公平」な機会の担保が不可欠です。そしてそのことを気づかせてくれるのがパラリンピックやパラアスリートの力である、という点を強調するため、IPC承認の下、あえて「公平」としています。
様々な障がいのあるアスリートたちが創意工夫を凝らして限界に挑むパラリンピックは、多様性を認め、誰もが個性や能力を発揮し活躍できる公正な機会が与えられている場です。すなわち、共生社会を具現化するための重要なヒントが詰まっている大会です。また、社会の中にあるバリアを減らしていくことの必要性や、発想の転換が必要であることにも気づかせてくれます。
多様性や創意工夫に満ちたパラリンピックスポーツの価値や、無限の可能性を体現するパラアスリートの魅力を通して世の中の人に気づきを与え、より良い社会を作るための社会変革を起こそうとするあらゆる活動を指します。
パラリンピックムーブメントの推進は、国際パラリンピック委員会とその加盟・承認組織が担います。
パラスポーツを通じ、インクルーシブな社会を創造する
IPCのシンボルマーク
このシンボルマークは「スリーアギトス」と呼ばれています。「アギト」とは、ラテン語で「私は動く」という意味で、困難なことがあってもあきらめずに、限界に挑戦し続けるパラリンピアンを表現しています。赤・青・緑の三色は、世界の国旗で最も多く使用されている色ということで選ばれました。
当協会発行の用語集は、平成19年の「08版障害者スポーツ用語/和訳700語」から始まり、本サイト上で更新を重ねてきました。
ここに掲載したデータは、平成30年3月に発行した「2018版パラスポーツ用語/和訳1,250語」の内容をデータでも閲覧・活用できるようにしたものです。
今後も本サイト上では適宜更新を行っていく予定ですので、記載内容についてお気づきの点がありましたら、当協会までお知らせいただければ幸いです。
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