パラリンピアンとしての経験を
活動に活かして
中級パラスポーツ指導員 永瀬 充
- 活動地
- 北海道
- 所属
- 北海道新聞社/日本パラリンピアンズ協会
Q. 現在どのような活動をしていますか?
パラリンピアンという経験や新聞社という仕事を活かし、学校や企業での講演や、当事者・関係者のネットワークを広げ、大会やイベントなどの情報発信をしています。また行政や企業とパラスポーツに関する事業に取り組むなど、様々な相談を受けています。
Q. 受講のきっかけは?
初級を受講したのは、自分がパラスポーツを始めたばかりの20歳の時で、もっとパラスポーツを知りたいと思い受講しました。地元の北海道(札幌)で中級の講習会が行われるということで、初級を取ってから約10年後に受講しました。
Q. 資格取得後の変化について
特に中級では様々な専門的な講義・実技を受けパラスポーツの視野が広がり、それまであまり関わりのなかった障害種別の競技に競技を持ちました。講演や普及活動を行う際に、研修で得た知識や視点がとても役立っています。
Q. 活動現場で感じるやりがいや喜びは何ですか?
スポーツを紹介したりチーム立ち上げに関わったりした後、私が関わらずとも、進んでいくようになったときにやりがいや喜びを感じます。
Q. 指導現場での留意点や心がけていることはありますか?
私がやりたいから関わるのではなく、スポーツをしたいという当事者がいるからその人の必要なことをサポートすると心がけています。
Q. 指導現場で感じる課題はありますか?
様々なパラスポーツチームが増え、毎年多くの人が指導員資格を取得していますが、情報や人がつながらず、地域の中でバラバラに活動していると感じます。多くのチームやイベントで参加者不足になっているため、しっかりとしたネットワークができることで情報や人が効果的に流れると思います。
Q. 今後どのように資格を活かしたいですか?
札幌市が目指す2030冬季オリンピック・パラリンピックの招致活動を通し、多くの人にパラスポーツの楽しさを伝え、障がいのある子供たちにスポーツの可能性を伝えていきたいです。