専門分野で選手の毎日をサポート
中級パラスポーツ指導員 山本 和恵
- 活動地
- 愛知県
- 所属
- 日本福祉大学スポーツ科学部/
公認スポーツ栄養士
Q. 現在どのような活動をしていますか?
主に日本福祉大学強化指定部の部員、日本車いすテニス協会(JWTA)次世代育成強化指定選手、(公財)静岡県障害者スポーツ協会主催の強化指定選手の食事・栄養サポートをしています。
Q. 受講のきっかけは?
JWTA次世代育成強化合宿に、栄養サポートとして帯同した時に、食事だけでなく他の分野の知識も必要であると感じたため、パラスポーツ指導員養成講習会を受講しようと思いました
Q. 資格取得後の変化について
受講後、再度JWTA次世代育成強化合宿に栄養サポートとして帯同した時には、選手のことがより理解でき、そのうえで食事のアドバイス等をすることができました。他の現場でも同様に障がいの部分を理解しながらサポートができました。
Q. 活動現場で感じるやりがいや喜びは何ですか?
考えながら自炊をしている選手、コンビニで惣菜を考えて選ぶようになった選手の話を聞くと、さらに選手個人にあったものを科学的に考え、情報提供の責任を感じる一方で、やりがいと共にとてもうれしく感じます。
Q. 指導現場での留意点や心がけていることはありますか?
選手と一緒に食事ができる時は、同席して摂食状況等を把握し、コミュニケーションを図ります。また、食事・栄養アドバイスを行うときは、相手の立場を考慮し、できること、できそうなことを選手と一緒に見つける努力をします。
Q. 指導現場で感じる課題はありますか?
選手が頑張って配膳の準備をしていると、つい助けたくなりますが、手を出さないで我慢し見守ることが私の課題です。一方、年齢が低い選手や障がいが重い選手は、周囲のサポートが特に必要になります。常に選手と一緒にいることができないので、的確にアドバイスをすることの難しさを痛感していますが、選手の身近な方から話を聞くなどしています。
Q. 今後どのように資格を活かしたいですか?
パラスポーツ選手の持っている機能を十分に発揮できるように、障がいについて他分野の知識も入れながら、スポーツ栄養を取り入れた食事・栄養サポートを実施していきたいです。