アーチェリーは、離れた的に向かって矢を放ち、その得点を競い合う競技。使用する弓には一般的なリカーブと先端に滑車のついたコンパウンドの2種類 がある。リカーブ部門においては的までの距離は70m、コンパウンド部門では50mとなっている。
リカーブオープン、コンパウンドオープン、四肢まひやそれに相当する障がいで体幹が効かないW1の3種目で、男女別の個人戦と男女ペアになって順位を競うミックス戦が行われる。ルールは一般のアーチェリー競技規則に準じているが、障がいの種類や程度に応じて一部ルールを変更したり、用具を工夫したりすることが認められている。
パラリンピックでは、最初にランキングラウンドが行われ、72射を放った合計点(1射10点満点で最大720点)で決勝ラウンドの組み合わせを決める。決勝ラウンドはトーナメントで、1対1の対戦形式で行われる。
リカーブ部門の決勝ラウンドでは、セットごとに勝者に2ポイント、引き分けを1ポイント、敗者を0ポイントとして計算し、合計6ポイント以上先取した選手が勝者となる。5セット終了時に同点の場合は、 1射のシュートオフが行われ、中心に近い矢の選手が勝者となる。
コンパウンド部門の決勝ラウンドは、1エンドに各選手が3射(30点満点)を打ち、5エンドの合計得点が多い選手の勝利となる。
肢体不自由
Paralympic Sport A-Z
(アーチェリー)