「走って撃つ」を繰り返す競技バイアスロン。速く走るスキー技術と止まって正確に的を撃つ射撃技術の両方が求められる、動と静という正反対の要素を併せ持った競技といえる。
選手は立位、座位、視覚障がいの3つのカテゴリー分けられ、男女別に各カテゴリーで順位を行う。アルペンスキー同様、実走タイムに障がいの程度に応じて設定されている係数を掛けた計算タイムで順位を決める。
レースでは、周回コースの滑走→射撃→周回コース滑走を繰り返し、種目ごとに決められた距離と射撃回数をこなした後にゴールとなる。種目は距離別にスプリント(射撃2回)、ミドル(射撃4回)、インディビジュアル(射撃4回)の3種目が行われる。スプリントとミドルは、射撃後に外した弾数だけペナルティーループ(立位・視覚障がい150m、座位100m)を周回してコースに戻る。インディビジュアルは1発外すごとに計算タイムに1分が加算される。
射撃はすべて伏射で、立位と座位の選手はエアライフル、視覚障がいの選手は音で的の位置がわかるビームライフルを使用する。
肢体不自由、視覚障がい
Sports of the Paralympic Winter Games
(バイアスロン)