ボッチャは「ジャックボール」と呼ばれる白いボール(目標球)を投げ、赤・青のそれぞれ6球ずつのボールを投球して、いかに近づけるかを競う。カーリングのように、相手のボールを弾いたりして、自分が優位に立てるよう位置取りをしていくが、的となるジャックボールも弾いて移動させることができるため、カーリングとは一味違う戦略が展開される。
比較的重度の障がいの選手が出場し、障がいの種類や程度によって4つのクラス(BC1-4)に分かれて、個人(1人)、ペア(2人)、チーム(3人)で順位が競われる。障がいによって手でボールを投げることができない選手は足でボールをキックしたり、「ランプ」と呼ばれる滑り台のような投球補助具を使って、「ランプオペレーター」のサポートを受けてボールを転がす。ただし、「ランプオペレーター」は、コートに背を向けながら選手の指示に従い「ランプ」の角度や高さを調節することはできるが、選手にアドバイスをすること、コートの方を振り返ることは禁止されている。
重度脳性まひや同程度の四肢重度機能障がい
Paralympic Sport A-Z
(ボッチャ)