パラリンピックで行われる馬術は、人馬一体となった演技の正確性と芸術性を男女混合で競い合う馬場馬術競技。障がいに応じたスタイルによる、人馬一体となった演技で観客を魅了する。パラリンピックの中では唯一、採点で順位が決まる競技で、選手は馬と上手くコミュニケーションを取り、自分の障がいに応じた方法で馬を正確に操ることが求められる。
選手は障がいの種類や程度により、5つのクラス(グレード)に分かれて競技を行い、順位を決める。競技中に選手が馬に指示を出す際は、主に手綱、鞭、鞍(腰の体重移動)、脚を駆使する。種目には、規定演技種目の個人課目(パラグランプリテストA)と団体課目(パラグランプリテストB)、自由演技課目(パラグランプリテストフリースタイル)がある。障がいによっては手綱など用具を改良し、事前に申請して許可を得ることで試合において使用することができる。
肢体不自由、視覚障がい
Paralympic Sport A-Z
(馬術)