アイスホッケー(旧アイススレッジホッケー)は、脊髄損傷や切断など下肢に障がいのある選手がスレッジと呼ばれる専用ソリに乗って行うアイスホッケー。アイスホッケーさながらの激しいボディチェックが認められていて、「氷上の格闘技」とも呼ばれている。
一般のアイスホッケーと同じアイスリンクを使用し、ゴールの大きさや使用するパックも同じ。国際アイスホッケー連盟(IIHF)が定める規則に準じて行われるが、一部ルールを変更している。
1チームは17名の選手で構成し、そのうちリンクの上で戦うのはゴールキーパー1名を含む6名。交代は自由で、6名全員が一度に交代することもある。試合は、1ピリオド15分、3ピリオド合計45分で行われる。
スレッジは、選手の身体に合わせてカスタマイズされたバケットを頑丈なフレームで支え、その下にスケートの刃が2枚付けられている。選手が両手に1本ずつ持つスティックは片側がブレードで、もう一方のグリップエンドには駆動用の刃(ピック)が付けられている。選手はブレード部分を持ってピックで氷をかいて前進し、スティックの上下を持ち換えてブレード部分でパックをとらえてパスを出したり、シュートを打ったりする。
下肢に障がいのある肢体不自由
Sports of the Paralympic Winter Games
(アイスホッケー)