卓球は、さまざまな障がいのある選手がプレーする。球やラケット、卓球台のサイズも一般と同じだが、車いすを使用する選手が脚を卓球台の下に入れて競技することを考慮して、卓球台の脚はエンドラインから40cm以上離れたものを使用する。
パラリンピックではシングルス戦とダブルス戦が行われる。クラス分けは、大きく分けて車いす、立位、知的障がいの3つがあり、そのうち車いすと立位は障がいの種類と程度に応じてさらに細かくクラスが分けられる。
ルールは一般の競技規則に準じて行われるが、障がいによって一部の規則が変更されている。例えば、車いす使用の選手のサービスでは、エンドラインを正規に通過したボール以外はレット(無効)でやり直しとなる。ダブルスでは一般の卓球は2人が交互に打ち返さなければならないが、車いすを使用する選手の場合、レシーバーがリターンした後はどちらの選手の返球でも認められる。
肢体不自由、知的障がい
Paralympic Sport A-Z
(卓球)